ブックサイズの廉価版 HIL/RCPシミュレータ
RT Box CEはRT Box 1のコンパクトエディション(Compact Edition)として開発され、RT Box 1よりも安価な導入費用が設定されています。RT Box 1と比べると、RT Box CEはアナログ入力:8チャンネルとなり、他のRT端末への高速接続機能もありませんが、搭載されるプロセッサの性能と、他のI/Oチャンネル数は同一です。RT Box CEは、複数のRT端末への接続を必要としない、比較的な小規模なパワエレシステムに適用する場合に有効なオプションになります。
RT Box CEは教室や研究室での教育目的で使用されることを想定しており、マイコンに実装した制御アルゴリズムとRT Box CEで実行されるプラントのHILモデルを組み合わせ、正しい動作を確認することが可能です。RT Box CEの筐体は、ブックサイズで比較的小さいため持ち運びも簡単で、在宅研究環境用として学生や研究者が簡単に持ち帰り、仮想実験環境を構築することが可能になります。
技術仕様詳細
プロセッサ | Xilinx Zynq | Z-7030 | |||
CPUコア | 2 x ARM Cortex-A9, 1 GHz | ||||
アナログ入力 | チャンネル数 | 8 | |||
分解能 | 16 ビット(同時サンプリング) | ||||
電圧範囲 | -10 ... 10 V -5 ... 5 V |
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入力方式 | 差動入力 | ||||
サンプルレート | 2 Msps | ||||
入力インピーダンス | 1 MΩ, 24 pF | ||||
接続端子 | 37ピン D-subコネクタ(オス) | ||||
アナログ出力 | チャンネル数 | 16 | |||
分解能 | 16 ビット(同時サンプリング) | ||||
電圧範囲 | -10 ... 10 V 0 ... 10 V -5 ... 5 V 0 ... 5 V |
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サンプルレート | 2 Msps | ||||
出力インピーダンス | 0 Ω | ||||
出力電流 | 10 mA | ||||
接続端子 | 37ピン D-subコネクタ(メス) | ||||
デジタル入力 | チャンネル数 | 32 | |||
ロジックレベル | 3.3 V (5 V tolerant) | ||||
接続端子 | 37ピン D-subコネクタ(オス) | ||||
デジタル出力 | チャンネル数 | 32 | |||
ロジックレベル | 3.3 V 5 V |
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接続端子 | 37ピン D-subコネクタ(メス) | ||||
I/O保護 | 短絡 | Permanent | |||
過電圧 | -24 ... 24 V | ||||
接続方法 | Gigabit Ethernet | 1 | |||
CAN bus | 2 | ||||
USB A 2.0 | 1 | ||||
ファームウェア | SD card | ||||
電源(内蔵) | 100 ... 240 Vac 50 ... 60 Hz |
30 VA | |||
サイズ(mm) | 奥行 x 幅 | 225 x 165 | |||
高さ |
55 |
全てのRT Boxで、技術仕様の違いを確認するには 仕様比較表 を参照して下さい。