フォワードコンバータ回路

 

回路の動作原理

フォワードコンバータは、入力された直流電圧を、直流電圧へ変換して出力します。動作原理は、「昇降圧コンバータ」と類似していますが、入出力のガルバニック絶縁のため、変圧器が追加配置されています。この動作原理説明では簡略化のため、磁化インダクタンス(Lm)と1次(電源)側の消磁コイルは無視しています。

連続導通モード(CCM)で動作するフォワードコンバータの負荷抵抗Rに生じる出力電圧は以下の式によって定義されます:

Vout = N2/N· · Vin

ここで、Dはデューティー比、N1とN2は、変圧器の1次(電源)側と2次(負荷)側の巻線数になります。

シミュレーションモデルでの実験

  • 変圧器の巻線比を「1:1」から「0.5:1」へ変更し、出力電圧値が2倍になることを確認して下さい。