容量負荷を含むダイオード整流回路

 

回路の動作原理

単相ダイオード整流器は、交流電圧入力を直流電圧出力へ変換します。回路の動作原理は、「誘導負荷を含むダイオード整流回路」と類似しています。

電源インダクタンスと直流キャパシタ(コンデンサ)の影響

「誘導負荷を含むダイオード整流回路」 との主な違いは、インダクタ(コイル)の代わりにキャパシタ(コンデンサ)が電力を保存する要素として置き換えられ、ダイオードのペアD1/D2と、D3/D4に、電流の転流が発生しない点です。電源インダクタンスと直流キャパシタの組み合わせは、出力電圧のリップルを低減する2次ローパスフィルタとして機能します。

シミュレーションモデルでの実験

  • 負荷側のキャパシタ:Cdの容量を「100 μF」から「2000 μF」へ変更して、直流電圧のリップル低減を確認して下さい。